奄美大島の豊かな自然を守るために、5ヘクタールの森を買い取るための寄付を募ってます。
世界自然遺産の登録が予定されている奄美大島。
特別天然記念物のアマミノクロウサギやルリカケスをはじめ、多くの希少な生きものがすむ森があります。
島の南東部にある瀬戸内町嘉徳の森は、島内でも豊かな自然生態系が奇跡的に残るエリア。
この度、その森を買い取って守るナショナル・トラスト活動を開始しました。
facebookでも発信しています。いいね!やシェアを、ぜひお願いします。
2021年6月末をもって寄付キャンペーンは終了となりました。
ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。
寄付総額
¥4,468,044
2021年6月30日
ご寄付いただいた、法人のみなさま 50音順
アマミノクロウサギ コース
弁護士法人あすなろ(大阪府大阪市)
みんなの森 コース
奄美サーフィン連盟(鹿児島県奄美市)
ウエインズグループ(神奈川県横浜市)
株式会社ジャックス(東京都渋谷区)
医療法人秀峰会(埼玉県越谷市)
滝沢動物病院(埼玉県さいたま市)
株式会社マガジンマート(東京都町田市)
アマミノクロウサギ
世界で、奄美大島と徳之島だけに生息するウサギ。体長は40cm〜50cmで耳がとても短く、脚が短いのでウサギ跳びはしません。よく鳴き、昼間は巣穴の中で眠る夜行性です。現存するウサギのなかでは最も原始的な形をしているので、「生きた化石」とも言われています。
減っていくすみか
アマミノクロウサギは1963年に特別天然記念物に指定、2004年に国内希少野生動植物種(種の保存法)、鹿児島県版レッドリストでは絶滅危惧I類に指定。自然林の伐採や開発などが原因で、アマミノクロウサギをはじめ奄美大島にすむ多くの生きもののすみかが失われています。
ナショナル・トラストで守られる森
島の多い日本の中でも、奄美大島は独自の進化をとげた島特有の生物、固有種の多さは世界的に注目されています。その希少な生きものたちを育むのが、イタジイなどの照葉樹から成る豊かな森で、島の約8割を占めています。しかし、森林の所有状況は、国有林が6%しかなく、多くは民有林となっており、規制の緩い民有林では乱開発のおそれがあります。
世界自然遺産の登録に向けて、私たちの協会は、ナショナル・トラストの手法を活用して、私有地の森を買い取ることで、奄美大島の生きものたちやその生息環境を守っていきたいと思います。
「知られざる秘境」と呼ばれ、急峻な山々に囲まれたその土地は、失われた島の原風景が今でも残されています。
森・川・里・海という自然のつながりが、今も脈々と展開されています。
森
上流はオキナワジイを中心とした常緑広葉樹の森が広がり、アマミノクロウサギ、ケナガネズミ、アマミヤマシギをはじめ、多くの絶滅危惧種も生息しています。
川
嘉徳川には、奄美大島だけにすむ絶滅危惧種のリュウキュウアユが生息。産卵のための遡上を遮る人工物が無く、川の砂は自然に海へと流れ、自然海岸の美しい砂浜へとなります。
海
嘉徳海岸は、島内でも3カ所しかない川砂でできた護岸のない自然海岸です。アオウミガメ、アカウミガメが上陸し、2002年には日本で唯一、絶滅危惧種のオサガメが産卵をしました。
2013年に実施した、瀬戸内町古志に続き、今回の対象は瀬戸内町嘉徳(かとく)の森約5ヘクタールです。世界自然遺産の登録を今年の夏に控え、アマミノクロウサギをシンボルとした豊かな森を買い取る資金を、個人や法人の方を対象に集めます。ぜひご協力ください。
キャンペーン開始 2020年2月〜
主催(公社)日本ナショナル・トラスト協会
2013年のキャンペーン報告
寄付金の使途
● 土地購入費・登記費・調査費(150万円)
● キャンペーン事務費・看板制作費(100万円)
● 土地の維持管理費・次期土地購入に向けた調査費・積み立て(250万円)
トラスト地としての今後
● 取得後は樹木の伐採や開発をすることなく森のまま保存し、自然の恵みをもたらす森として将来に引き継いでいきます。
● 定期的に巡回して、土地の状況や周囲の環境について確認します。
● 野生生物や自然環境の調査活動、環境教育・エコツアーのフィールドとしての活用を検討していきます。
両側を岬にはさまれた奥深い嘉徳湾の、その岬にあるまとまった森がトラスト地です。南九州や各島々との海上交流が盛んだった縄文時代から、サーフィンの若者たちでにぎわう現在まで、嘉徳の海をずっと見守ってきた森です。
嘉徳集落を離れ林道を東側に進んでいくと、もうそこはジャングル。奄美らしい亜熱帯の風景が広がっています。トラスト地は、海を望み、篠穂川沿いの起伏に富んだ深い谷を望む標高150~200mの森です。
集落のすぐ後ろから、深い森が内陸部へと続いています。標高50m付近のトラスト地のそばにはアマミノクロウサギの糞が!このトラスト地もアマミノクロウサギのすみかになっているに違いありません。
名称 アマミノクロウサギ・トラスト2号地
所在地 鹿児島県大島郡瀬戸内町大字嘉徳
地目 原野・山林
面積 47.422㎡(公簿面積・10筆・7か所に点在)
一口1,000円からのご寄付で、森の買取資金を集めます。当協会への寄付金は税金優遇措置の対象となります。
領収書が必要な方は、お名前、ご住所、電話番号を払込票の通信欄にご記入いただくか、別途FAXまたはメールでお知らせください。
税制優遇措置の詳細
寄付専用口座
郵便振替
<口座> 00190-7-263753
<加入者名> 公益社団法人日本ナショナル・トラスト協会
三井住友信託銀行
<口座> 本店営業部(店番410)
普通預金 0085216
<口座名義> 公益社団法人日本ナショナル・トラスト協会
お問い合わせ
Tel. 03-5979-8031 Fax. 03-5979-8032
E-mail: office@ntrust.or.jp
ぜひご協力のほど、
よろしくお願いいたします。