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岩手県盛岡市立見前中学校 の皆さん

津軽中学校2年生の皆さん
●訪問データ●
訪問日 平成19年4月17日(火)
人数 3年生 6人
学校の場所 岩手県盛岡市津志田14-34

 ●徐々に都市化の進む環境、このままでは
 盛岡市の南部にある見前中学校。学校の周辺の一部に都市化の波が押し寄せ始めた。そんな豊かな環境の地にありながら、自然破壊を他人事と思わない頼もしい中学生がトラスト活動の学習にやってきました。
●訪問を受けて(ナショトラおじさんこと 岩切正睦)

 始めに自己紹介を兼ねて、訪問した動機を聞いた。「日本全体の環境に対する取り組みが知りたい」「故郷の自然を守るには?」「自分たちに出来る活動は?」徐々に押し寄せる都市化に対する不安か?

「質問に対する回答」と言う形で社団法人日本ナショナル・トラスト協会発行のガイドブックをもとに社団法人日本ナショナルトラスト協会の役割を説明する。僅かな人員で全国の活動団体と連係し、様々な活動については「訪問の手引き」を参照しながら多様な分野で行われている活動を説明。(資料代としていただいた寄付金の使途など)

 ナショナル・トラスト活動の代表例として、昔の川を取り戻しつつある「柿田川みどりのトラスト」の説明をする。戦後間もなくの頃のドブ川(広大なゴミ捨て場)から十数年かけて見事に蘇らせた柿田川の清流。それまでの人びとの苦労と努力、これこそがナショナル・トラスト活動であり、どんなところでも通用する活動だと力説した。また、豊かな緑を誇った富士山を、300年前の姿に戻そうと、先行きの見えない成果に向けて敢然と取り組む活動の話に聞き入る姿は真剣そのもの。

 ボランティア活動については、ほとんどが体験しているようだが、特別な活動と受け止めているようだった。ボランティアの心得を強調した上で、家庭での仕事、学校での当番活動などを見直して欲しいと、問い掛けてみた。今後の学校生活を有意義に過ごすためにも、ぜひ実践してもらいたいと思う。

 決められた時間も迫り、将来の日本の自然環境を守る一員となってくれることは勿論、人間としてごく当たり前の資質を持ち、強い信念を持った人間になって欲しいと締めくくった。夫々に予定をもっている様だが、意義ある修学旅行であることを念じつつお別れした。

見前中学校の皆さんの意気込みです。


北上川を横切る高速道路


学校の近くにある杜 (鎮守の森)



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