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岐阜県郡上市立八幡中学校みなさんのページ



●訪問データ●

訪問日 平成18年6月1日(木)
人数 5人
学校の場所 岐阜県郡上市八幡町小野8-5-1

●昔から引き継がれた豊かな環境

岐阜県郡上八幡といえば全国にその名を知られた盆踊りで有名なところ。旧盆のこの時期、
全国から大勢の観光客が押し寄せ、この由緒ある盆踊りを楽しむと言われる。その町からやってくる中学生がどんな話をしてくれるか楽しみだ。 
吉田川です。
夏はみんなここで泳いでいます。
学校のすぐ近くは山です。

●訪問を受けて(ナショトラおじさんこと 岩切正睦)

始めに自己紹介を兼ねて、訪問した動機を聞いた。「都会と地方の環境に対する違いが知りたい」「総合学習でナショナル・トラストの事を知ったので、ぜひ」「日常生活の中で自分たちに出来る活動は?」もっともな動機だ。
「質問に対する回答」と言う形で社団法人日本ナショナルトラスト協会発行のガイドブックをもとに社団法人日本ナショナル・トラスト協会の役割を説明する。プロパティでの活動を期待していたようだが、僅かな人員で全国の活動団体と連係し、実績を積み上げていることに一同納得の様子。「訪問の手引き」を参照しながら様々な分野で行われている活動の説明には驚きの表情。
市内を流れる吉田川の汚れが気になることから、昔の川を取り戻しつつある「柿田川みどりのトラスト」の説明をする。戦後間もなくの頃のドブ川(ゴミ捨て場)から十数年かけて見事に蘇らせた柿田川の清流。それまでの人びとの苦労と努力、これこそがナショナル・トラスト活動であり、どんなところでも通用する活動だと力説した。「吉田川の清流を守る」
これからの生徒個々・学校・町・市の問題として、考えて欲しいと訴えた。
ボランティア活動については、特別な活動と受け止めているようだったので、ボランティアの心得を強調した上で、家庭での仕事、学校での当番活動などを見直して欲しいと、問い掛けてみた。今後の学校生活を有意義に過ごすためにも、ぜひ実践してもらいたいと思う。
決められた時間も過ぎ、慌てて締めくくった。将来の日本の自然環境を守る一員となってくれることを念じつつお別れした。

●後から送られてきた学校の写真のスナップに「私たちが毎日掃除している便所です。いつもきれいです」「お世話している自慢の中庭です」との説明入りの写真が送られてきた。
素晴らしいボランティア活動をしているようだ。


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